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“最後”の県立美術館 鳥取県立美術館がオープン

初年度は来館40万人見込む

鳥取県倉吉市に3月30日、「鳥取県立美術館」がオープンした。全国47都道府県で「おそらく最後の県立美術館開館」(県関係者)で、鳥取県民待望の施設がついに誕生。県民参画型の美術館を標ぼうし、旅行会社対応も積極的に行う方針。鳥取県の新しい一大交流拠点として期待を集めている。

美術館は、倉吉市の中心部にある倉吉パークスクエアの一角に開館。7世紀ごろの寺院の跡地である「大御堂廃寺」跡地の芝生広場が隣接し、広々とした空間が館前に広がる。設計は著名な建築家・槇文彦さんの槇総合計画事務所が手がけ、建物は3階建て約1万6千平方㍍。県内産の智頭杉を内装に用い、高さ15㍍の開放的なエントランスロビーとラウンジ空間が「開かれた美術館」を演出。無料で楽しめるスペースも多く誰もが楽しめる空間を目指した。

鳥取県立美術館

開放的なエントランスロビー。
県中部の交流拠点の役割も担う

これまで鳥取県立博物館が収集してきた約1千点の美術作品、国内外の作家のアート作品を収蔵・展示。彫刻や洋画、日本画など幅広く美術作品を展示する。

開館記念展は、自館の収蔵品のほか、東京の国立美術館や兵庫県立美術館などからも作品を借り上げ「アート・オブ・ザ・リアル」と題し6月15日まで開催。7月19日―8月31日は県出身の漫画家水木しげるさんが描いた妖怪が集まる「百鬼夜行展」が開かれる。今後も「まんが王国とっとりの美術館」として「名探偵コナン」の青山剛昌さんや「遥かな町へ」の谷口ジローさんの作品展も計画している。スマートフォンで利用できる館内音声ガイドの声は俳優ののんさんが務める。

また、大山や日本海、倉吉市街を一望する展望テラス、県産品を使ったメニューが味わえるカフェ、ショップも備える。

来館者は初年度が30―40万人、その後も20万人を見込む。

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