パワースポットが点在 龍神村の見どころ
スリルな吊り橋、失恋打開 女子旅に人気
ごまさんスカイタワーがある田辺市龍神村に点在する魅力ある施設を順に紹介していこう。
龍神温泉・季楽里龍神近くにあるのが皆瀬(かいせ)神社。15世紀後半に龍神村の統治者だった龍神家によって創建された。龍神家の始祖は12世紀末に龍神村へ落ち延びた源頼氏(みなもとのよりうじ)で、6代目から土地の名を取って龍神姓を名乗り始めたという。
祭神は源氏が古くから戦神として崇めた八万大菩薩。神社内には大小37の神社が合祀されている。最近は、人生の失敗や失恋から踏み出すための力をいただけるパワースポットとしても知られる。同神社への参拝を習慣にしていた大阪の起業家が「龍のごとく」業績が急上昇したため、お礼に新しい鳥居を奉納し、今も毎月1回参拝に訪れているという。
龍神村には陰陽師として知られる安倍晴明にまつわる伝説が数多く残っていて、その代表格が安倍晴明社。小さな社と鳥居が立つだけだが、安倍晴明を祀っている。村内には、晴明が妖怪を封じたという猫又の滝、晴明が那智に赴く際に休んだ腰掛石なども。龍神村が星空観察の聖地といわれることと、安倍晴明の家紋が五芒星であることに何らかの縁を感じる。
星に関しては、そのものズバリな星神社と呼ばれる神社があり、地域の人たちの信仰を集めている。龍神村の三ツ又・竜頭地区にあり、正式名称を三ツ又星神という。その昔、この地に隕石が落ちたとの伝説が残っているが定かではない。
また、丹生(にう)神社や荒島神社など長い歴史を持つ神社は、パワースポットとして女子旅に人気がある。
絶景とスリルが共存する名所として女子旅で注目されているのが吊り橋。
龍神温泉より少し北側に行ったところにある野々垣の吊り橋(佐久間橋)は、長さ43メートル、高さは12メートルで日本全国にある絶叫吊り橋の一つ。板のすき間から川が見えてスリル満点だが、360度の見晴らしは、吊り橋を渡った者にしかわからないというのが人気の秘密。新緑や紅葉のシーズンの景観が特に素晴らしい。
佐久間橋は怖すぎて渡れないという人には、道の駅龍神に隣接するウッディプラザ木族館にある龍神の駅の吊り橋がお勧め。太いワイヤーに太い丸太に欄干と柵がついているので、安心して渡れる。歩く板のすき間からは下が見えるのでスリル感も味わえる。
和歌山県田辺市龍神村 夕夜景に関するお問い合わせ
ごまさん夕夜景語らい協議会
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