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今秋の松江は「ばけばけ」 小泉八雲夫婦の連続テレビ小説

八雲の足跡をたどる旅

今年秋から始まるNHK連続テレビ小説は「ばけばけ」。明治時代の作家、小泉八雲の妻・セツをモデルにした夫婦の物語だ。八雲ゆかりの島根県松江市では、現地でのロケも始まり、その足跡をたどる旅をアピール。秋からは松江に観光の大きなスポットが当たる。

松江市では、八雲とセツが出会ったまちとして観光振興に生かそうとロゴマークを作成。松江の方言で「あれも、それも、ばけるよ」という意味を込めて「あげ、そげ、ばけ。」をキャッチコピーに、夫婦の仲睦まじい姿を描いた。

松江には八雲は約1年3カ月のみの滞在だったがセツとの出会いの地。松江の没落士族の娘だったセツと外国人英語教師だったパトリック・ラフカディオ・ハーン(八雲)が出会い…という物語で、セツをモデルにしたヒロイン・トキを髙石あかりさんが演じる。

市内に点在する八雲ゆかりの地を訪ねる旅は秋からの松江紀行のトレンド。小泉八雲記念館では直筆原稿や初版本、遺品などを展示。企画展ではセツ愛用の姿見など貴重な資料が展示される。2人が暮らした旧居は武家屋敷で現在は国指定文化財。八雲が好んで訪れた城山稲荷神社や児守稲荷神社、八雲が天守を「大きな塔」と呼んだ松江城、八雲の代名詞・怪談が伝わる普門院や大雄寺など城下町を訪ねれば、そのまま八雲の足跡を追うことになる。

八雲が一番好きだったという月照寺や、地蔵に目をとめ気に入った龍昌寺など寺好きの八雲の心をとらえた寺院が今も。八雲が教鞭をとった島根県尋常中学校・県庁跡地、八雲が松江初日の印象を記した富田旅館跡、セツゆかりの八重垣神社や嵩山、加賀の潜戸や美保関といった海辺のゆかりの地碑などを訪ねて物語の世界に浸りたい。

八雲が暮らしたエリアで創業した旧なにわ旅館の流れを組む「宿の蔵Hug」は富田旅館跡近くにあり、庭から見える松の木はかつて八雲とセツも見たことがあると伝わっている。

島根県・鳥取県三朝温泉 旅のおすすめサイト


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