岐阜県中東部に位置する下呂市。清流の飛騨川がまちを縦断し、周囲は標高1千メートルを超える山々に囲まれている自然豊かなまちだ。日本三名泉の一つで、県内を代表する温泉地でもある下呂温泉が際立つ観光資源だが、今、エコツーリズムの名のもとに地域性豊かな取り組みが本格化しつつある。豊かな自然を生かしたアクティビティ、古来より人々の往来が盛んな街道沿いのまちとして栄えた歴史文化、そして人々の営み。市内を5つのエリアに分け、各エリアの魅力ある素材を掘り起こすとともに、商品開発や集客にマーケティングとマネジメントを採り入れたE―DMOを推進、日本ならではのエコツーリズムとして高評価を得ている。今年11月には「全国エコツーリズム大会in下呂」も開催。下呂市エコツーリズム推進協議会の瀧康洋会長(水明館)の話も交えて、下呂市の今にスポットを当てた。(20/12/11)