コロナ禍からの反転攻勢―。日本全国各地が地域経済復活へ掲げる旗頭だが、和歌山県には千載一遇ともいえるビッグチャンスが訪れる。2023年には聖地・高野山ゆかりの弘法大師生誕1250年、24年には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年、そして25年は大阪・関西万博と大きな話題が相次ぐ。県はこの3年間を「ダイヤモンドイヤー」と位置づけ、キャンペーンをはじめ観光振興策を続々投入。悠久の歴史、大自然と生きてきた和歌山県ならではの懐の深い取り組みで、追い風を生かした新時代の観光構築を実現させる。(22/03/30)