今春も岡崎さくら回廊十石舟　京都府旅行業協同組合（1）　３月20日から運航開始

早朝特別貸切便も登場

今年はことのほか厳しい冬だったが、だからこそ春の暖かさが一層うれしく感じる。今年も古都・京都に春の観光シーズン開幕を告げる人気企画「岡崎さくら回廊十石舟めぐり」が３月20日からスタートする。京都市左京区の岡崎エリアで、琵琶湖疏水両岸の桜を眺めながら舟で行く風情たっぷりの旅。川面から望む桜と風に古都の春を感じたい。４月13日まで。

岡崎さくら回廊十石舟めぐりは、京都府旅行業協同組合や京都市でつくる実行委員会が主催。２００３年に始まり、多彩なツアーの設定やウェブ販売、英語対応といった利便性の向上を図り年々乗船客が増え、国内外の観光客から京都の春の風物詩として親しまれるまで定着している。

南禅寺船溜まり乗船場から、木の雰囲気をまとった歴史情緒ある十石舟に乗船。夷川ダムまでの琵琶湖疏水を往復約３㌔、約25分で周遊する。疏水沿いの並木「桜回廊」は春本番には満開の花に彩られ、穏やかな川風を感じながらゆったりと舟旅が楽しめる。鮮やかな朱色の平安神宮大鳥居と桜の競演は必見だ。

十石舟めぐりは９時30分から16時30分まで、15分間隔で出発する。料金は大人２千円、小人１千円、幼児５００円。

今年は１日１組限定で「早朝特別貸切便プレミアム」を用意。朝８時発の便で、通常よりゆっくりと運航し、静寂に包まれた朝の琵琶湖疏水をぜいたくにひとり占めできる特別な時間を提供する。

１人からでも貸し切り可能。通常では目にすることのない特別な風景、知られざる歴史物語を体感することができる。

期間は３月28日―４月６日。料金は５万５千円で、24人まで乗船できる。８時30分発、８時45分発、プレミアム期間以外の８時発、８時15分発の「早朝特別貸切便スペシャル」も。全旅クーポンの発券可能。ガイドを希望する場合、別途費用が必要で、要予約。

乗船券のウェブ事前販売は京旅協ウェブサイト「京りょ」（https://Kyoto-tabi.or.jp/）から。団体利用も可能で、問い合わせは京都府旅行業協同組合☎０７５―３５３―２５１１へ。

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