DC開催中、島根の見どころ(1) 不昧公節目、雅な松江体感
島根県と鳥取県を舞台にした山陰DC(デスティネーションキャンペン)が7月1日に開幕した。期間は7―9月の3カ月間。島根県が5月に東京で開いた首都圏メディア向けの観光情報説明会から、山陰DC期間中の見どころを出雲、隠岐、石見のエリア別に紹介する。
出雲エリア 松江城と出雲大社に歴史求め
県都、松江市を中心とする県東部エリアの出雲エリア。出雲大社の遷宮行事が無事に終わり、今年の目玉は「松平不昧公200年祭」が引き継ぐ。松江藩中興の祖とされる松平家7代藩主の松平治郷は、江戸時代を代表する茶人で、茶道の号から不昧公として地元では親しまれている。松江の茶の湯文化を広めただけでなく、藩の財政を立て直した。今年が没後200年に当たる。
出雲には今でも茶の湯文化が浸透し、一般家庭にも茶碗、釜、柄杓、茶せんといった茶道具が備わり、お茶や和菓子を楽しむ習慣が続く。
国宝松江城を取り囲む堀川では、茶の湯堀川遊覧船が運行、茶室を感じる特別仕様の遊覧船で自分で点てた抹茶と伝統和菓子が楽しめる。幾つかの老舗和菓子屋では、和菓子作り体験ができる。
出雲大社では7月17日、6年ぶりに大しめ縄が架け替えられ、真新しいしめ縄が迎えてくれる。
(次の記事)DC開催中、島根の見どころ(2) 世界級大自然・隠岐と伝統風土充満・石見
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