“直火”可の本格キャンプ場、ネスタリゾート神戸に開設 高まるキャンプ熱、需要堅調/兵庫
いまキャンプが熱い。密を避ける旅行スタイルとして、ファミリーやグループ、最近はソロキャンプも人気だ。書店にもキャンプ関連本が平積みされ、広く市民権を得たようだ。
そんな中、兵庫県三木市のネスタリゾート神戸に今年1月、フリーサイトの本格的なキャンプ場がオープンした。直火のたき火ができるなど、通常の管理キャンプ場では得られない体験が売り。1月下旬の週末に取材してきた。
ネスタリゾート神戸に新たにお目見えしたのは「星の広場」。日本初の大自然の冒険テーマパークを標ぼうする広さ約230万平方メートルの広大な敷地内の一角に位置する。
真冬の寒さのこの日、2組のキャンパーが星の広場にいた。
ソロキャンプをしていた60代の男性は「ネットでたまたま見かけて、初めて利用しています。薪が使い放題なのが嬉しいですし、人も少ないので一人で静かに過ごすことができて快適です」。サイト内の石や倒木を自由に使え、本格的なキャンプが楽しめるという。
もう一組は、30代の男性3人組。定期的にキャンプを楽しむメンバーだが、彼らも「野営、直火の焚火ができると楽しみに来ました」。石で組んだ炉の上で、肉の塊を直火で豪快に焼いていて楽しそう。
ここは眺望が良く、夜にはサイト名の通り、満天の星空が楽しめる。サイト面積は約700平方メートルだが、1日あたりの利用をテント3張りに制限。自然に親しむ環境を守っている。料金は1サイト(テント1張り)1500円から。別に1人あたり2千円から。
せっかくなので、同リゾートの既存の「ネイチャーキャンプフィールド」ものぞいてみた。星の広場と異なり、1区画がしっかり仕切られたオートキャンプ場。ここも真冬なのに、ずらりと車とテントが並んでいる。
ここに来るのは2回目という親子連れに話を聞いた。「ネスタリゾートは家族で楽しめるアクティビティが充実し、新しいものも次々オープンしていて新鮮です。お風呂もトイレもきれいだし、一つひとつ区画が区切られているので、子ども連れには利用しやすいですね」と話す。去年9月にサイト経由で予約し、その時点でこの日しかとれなかったそうだ。
ネイチャーキャンプフィールドは1区画6千円から。
神戸のまちなかから車で約1時間。この手軽さも手伝って、ネスタリゾート神戸のキャンプ熱はますます高まりそうだ。
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