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山海に春の訪れ告げる桃の節句(4) 岐阜・下呂温泉

飛騨伝統「土雛まつり」

岐阜県下呂市の下呂温泉合掌村では毎年恒例の「土雛まつり」が2月1日から開かれている。飛騨地方独特の伝統の雛飾り「土雛」が約1千体展示され、地域の伝統的な風習を伝える。4月5日まで。

土雛は、中は空洞、下は穴が開いた素焼きの人形に絵付けをしたもの。かつては愛知県三河地方などからやってくる行商人から、子どもが生まれるたびに毎年買い揃えていったという飛騨地方の文化だ。昭和30年代までは多くの家庭に飾られていたという。

土雛まつりでは、市内の民家から寄贈された明治から昭和期の土雛を、国重文の「旧大戸家住宅」など村内の合掌家屋に展示している。その数は約1500体。地域伝統の風習が合掌家屋に漂う懐かしさを一層濃いものにする。

合掌村では土雛の絵付け体験(一対2200円など)のほか、和服での村内散策(和服レンタルと着付けサービスで女性3千円から、男性4千円から)も楽しめる。

合掌村の入場料は大人800円、小人400円。団体割引あり。

営業時間は8時30分—17時。

(前の記事)山海に春の訪れ告げる桃の節句(3) 岡山美作・湯郷

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