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うるう年の今年は愛媛が“熱い”(2) 道後温泉本館7月再開、俄かコスプレ遍路体験も

心を浄化する旅

さて日本最古の温泉、道後温泉。「本館」は約5年半の保存修理工事を経て、7月に全館オープンする。道後温泉別館飛鳥乃温泉で実施されてきた写真家・蜷川実花さんのアート作品は7月までで撤去される。入口フロアに敷きつめられた斬新で色鮮やかな作品群ももうじき見納め。源泉掛流しが特徴の道後温泉の泉質は集中管理され、地球の恵みである温泉資源を未来に引き継ぐ意識は高い。湯もとろとろ。

宿は「道後やや」。玄関にある魔法の蛇口からは、なんとオレンジジュースが3種。飲み放題。ミカンの産地愛媛ならではの世界に誇るおもてなし。翌朝の朝食ブッフェにも数種類のミカンや八朔が提供されていた。地元食材じゃこ天などの郷土料理も。

白衣に袈裟の簡易装束、杖に遍路笠の三点セットを身に着け遍路体験。コスプレ感覚で石手寺に向かう。愛媛四国八十八カ所霊場の第51番札所。1300年の歴史を持ち、国宝仁王門、6つの重要文化財を持ち、遍路の元祖・衛門三郎ゆかりの寺という。八十八カ所お砂撫でを逆さに回りご利益3倍を目指す。奉納するお札には、願い事を“世界平和”と書いておいた。パワースポットの暗闇・マントラ洞窟も無事通過。ガイドさんの案内もあって2時間余りの遍路体験で心なしか、浄化された。

遍路体験

四国霊場第51番札所の石手寺を装束を身につけて参拝

帰路は高松駅から快速マリンライナーで岡山まで。先頭車には瀬戸大橋線3億人祝のプレート。マリンライナー1号車1番D席。記念の乗車切符は思い出にとっておこう。

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