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4千年前の巨木を間近で さんべ縄文の森ミュージアム/大田

縄文時代の埋没林を眼前で

島根県大田市の「さんべ縄文の森ミュージアム」は、縄文時代の地盤に根を張った巨木を展示しているミュージアム。三瓶火山が噴火し降灰などによって埋没した約4千年前の姿の森を見ることができる。

ミュージアムの大展示棟には、杉の埋没林(約20本)が深さ13㍍の地下展示室に展示しているほか、土石流によって流れてきた流木の様子も間近で見ることができる。発掘した杭を利活用した小展示棟には、森の世代交代を物語る年輪の中心が3つある根株を展示。ガイダンス棟では、発見の経緯や三瓶火山噴火の再現映像などを通じて埋没林の形成を開設している。

さんべ縄文の森ミュージアム

火山噴火で埋没していた杉を観察

国の天然記念物にも指定されている埋没林は、1990年に地元の火山研究家の松井整司さんが水田の圃場整備で出土した巨木の写真を発見し、発掘調査が始まったところから。98年秋に姿を現した1本の巨木は約4千年前、縄文時代後期の樹齢636年の杉であることが判明し、その後、ミュージアムとして整備され、今日に至っている。

浜田市で旅行業を営む石王観光の永井敏雄社長は「縄文時代の埋没林を眼前に見られる素晴らしいミュージアムです。当社でも数多くのツアーに組んでいますが、どの方にも感動していただいています。こちら方面でツアーを企画する際に、ぜひ組み込んでいただければ」と話している。

入館料は大人300円。開館9―17時。毎週火曜日と12月・3月の第1月曜日から金曜日までの5日間、年末年始は休館する。

ミュージアム内を案内解説するガイドで、より深く埋没林の魅力を知ることもできる。所要時間は30分。料金は10人までは一律1千円、11人以上は1人につき100円加算(40人まで対応)。

問い合わせは電話0854―86―9500。

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