「無限砂丘」で来訪アピール　鳥取県、万博に出展

「まんが王国とっとり」の魅力も発信

現在開催中の大阪・関西万博。世界から国内から多くのエリアがパビリオンを出展し我が地域の魅力を発信しているが、鳥取県もそのひとつ。関西パビリオンに「鳥取県ゾーン」として出展し、多彩な企画で“鳥取県ここにあり”とアピール。会場から近隣のエリアとして万博プラスワンの目的地として観光誘客につなげたい考えだ。

ゾーン入口では、鳥取県出身の漫画家である水木しげるさん、谷口ジローさん、青山剛昌さんという“３巨匠”が生み出したキャラクターが出迎え。来場者には万博会場内で３キャラクターと写真が撮影できるＡＲフォトフレームをプレゼント。「まんが王国とっとり」の魅力を発信している。

ゾーン内でひと際目を引くのが「鳥取無限砂丘」。実際に鳥取砂丘の砂を敷き詰め、万博に砂丘の世界を現出させた。砂丘が赤く染まる夕方から、「星取県」を標ぼうする鳥取県ならではの満点の星空、朝焼けに照らされた風紋をプロジェクションマッピングで演出。砂の床面を虫眼鏡デバイスで見ると県の魅力アイテムが出現するなど鳥取県の楽しさを一度に伝えるエリアに仕上げた。

鳥取県ゾーンを体験した人には「とっとり魅力名探偵認証」をプレゼント。県内１５０カ所以上で使えるデジタルクーポン付きで、鳥取県来訪促進につなげる。

７月１日にはＥＸＰＯホールで丸１日、まんが王国とっとりの魅力を発信。歌手の倉木麻衣さんのライブやトークショー、伝統芸能の披露などを通して万博来場者に鳥取県の認知度を高める。

万博期間中は、砂漠・砂丘つながりで、鳥取県はヨルダン館やサウジアラビア館と「サンド・アライアンス（砂同盟）」を締結。万博外交を積極的に推し進め、世界へのアピールにもぬかりがない。

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