国難退散の「敵国降伏」 筥崎宮楼門/福岡
24/07/02
日本を守った祈りの地
「敵国降伏」―。福岡市東区の筥崎宮の楼門に掲げられた扁額に記された文字だ。文永の役時に炎上した社殿を復興する際、当時院政を行っていた亀山上皇が天皇直筆の書状「御宸翰」を納め、現在の扁額はこれを謹写拡大したもの。国難退散へ祈りが込められ、その祈りが通じたか、結果的に日本を守った祈りの地である。
亀山上皇は元が襲来した時に「我が身をもって国難に代わらん」と伊勢神宮をはじめ各所で国家の安泰、敵国降伏を祈願したという。東公園には元寇を後世に伝えるための記念碑として亀山上皇の銅像が立っている。
筥崎宮には蒙古冑や雲版、蒙古碇石など蒙古襲来ゆかりのものが伝わる。今は元軍を退散させた神風に由来し厄除け、勝運の神様として親しまれている。宇佐神宮、石清水八幡宮と並び日本三大八幡のひとつとしても知られる。
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