市内の名峰「宍粟50名山」へ登る
氷ノ山はじめ豊かな山々
山々に囲まれた宍粟市では、アクティビティとして新たな楽しみが生まれているが、古くからの定番はやっぱり登山。市内の名峰は「宍粟50名山」と「別選5名山」として選定されており、心豊かな登山を提案している。
その代表格が氷ノ山。兵庫県最高峰として知られ、多くの登山者が訪れる。市最北端、鳥取県境に位置し、高原には市木のブナの原生林、頂上付近ではチシマザサが群生。宍粟市側は三ノ丸、標高1464メートルで、三ノ丸避難小屋を過ぎると展望櫓から美しい眺望が楽しめる。
一方、市南端では国見山。山頂展望台からは山崎エリアを一望、瀬戸内海から宍粟50名山の山々を見渡すこともできる。
麓には兵庫県立国見の森公園が広がる。広大な敷地内では自然環境学習に親しめ、しそう森林王国観光協会も入居するなど市の観光拠点のひとつとしての役割も担う。
国見山山頂へは、山麓から森林学習軌道「ミニモノレール」でアクセス可能。2両編成で急斜面を延長1100メートルにわたって登っていくもので、同公園のシンボル的存在だ。最大傾斜角度は約38度でミニモノレールとしては日本一の急勾配。眺望は見事ながら、実際に乗車してみるとなかなかのスリル感が味わえた。途中、野生の小鹿と出会えるなど自然をたっぷりと感じられる。
乗車料は無料。「これが無料で楽しめるなんて」と利用者からの評判も上々だそうだ。電話か総合案内所で予約が必要。
兵庫県宍粟市 観光に関するお問い合わせ
公益財団法人しそう森林王国観光協会
〒671-2558 兵庫県宍粟市山崎町上比地374(兵庫県立国見の森公園内)
電話:0790-64-0923 FAX:0790-64-5011
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