山崎・酒蔵通りに古民家再生の宿

景観生かし唯一無二の個性

宍粟市山崎町の酒蔵通りは、今も重厚な商家建築や蔵が連なる歴史的な景観を保つ。その景観を生かして、通りの周辺に近年、古民家を改装した宿泊施設がオープンしている。

「町家ホテル碧雲」は大正時代に建てられたふすま店の建物を改装。３つある客室には古い建具や柱で和の雰囲気を演出しており、ロビーはバーカウンターや囲炉裏を配した。

「山崎旅館Ｑ」は、築１７０年の醤油蔵・中門屋敷を改装した。客室は３室。３間続きの座敷を使った部屋、庭を眺めながら入る風呂を設けた部屋もある。古い建具はできるだけそのまま再利用している。

どちらの宿も素泊まり対応で、食事は各宿スタッフのお勧めの店を紹介する。

山崎旅館Ｑでは「徒歩圏内には魅力ある店が点在していますので、まちの人たちと関わり、温かい心に触れていただいて『まちを五感』で楽しんでください」と話している。

酒蔵通りは、現役の酒蔵やかつて醸造を行っていた酒店などが軒を並べている。

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