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岡山県北で「森の芸術祭」、9月28日に開幕 山陰~山陽の周遊を促す

交流人口を拡大

岡山県北部で9月28日―11月24日まで行われる「森の芸術祭 晴れの国・岡山」。メーンとなる会場は津山市の津山城、新見市の満奇洞、真庭市の蒜山高原、鏡野町の奥津渓、奈義町の体験型美術館など5市町6エリアだ。

同祭は、岡山県北部の12市町村やJR西日本など36団体が協力して初めて開催。地域資源を生かし、文化資源・資産を変容させて「新しい文化遺産」をつくるねらい。

国内外の芸術家や音楽家、建築家、デザイナー、華道家、料理シェフなどの幅広い分野から約30組の参加を見込む。すでにアーティストのAKI INOMATAや太田三郎、華道家の片桐功敦、ダンサーの森山未来、建築家の妹島和世らが参加を表明。海外からもリクリット・ティラヴァニ、ジャコモ・ザガネッリ、キムスージャらの作品を提供する。アートディレクターは、金沢21世紀美術館4代目館長の長谷川祐子さんが務める。

また、開催エリアに建つ磯崎新設計の「奈義町現代美術館」、隈研吾設計の「GREENable HIRUZEN」、1917年に建てられた病院を改築した「城西浪漫館」など建築物も見どころ。自然景観についても日本棚田百選に選ばれた美咲町の「大垪和西(おおはがにし)の棚田」、全長450㍍の鍾乳洞「満奇洞」なども芸術祭でさらにクローズアップする。

森の芸術祭の実行委員会(伊原木隆太会長=岡山県知事)では「岡山県北部は、山陽と山陰を分ける中国山地から吉備高原にかけて広がり、中国山地を水源とする三大河川の上流部にあたります」「緑豊かで雄大な自然、旧街道沿いの宿場町や城下町、水運の拠点として栄えた歴史あるまちなみ、優れた泉質の美作三湯など県南部の瀬戸内海沿岸とは異なる風景と魅力的な地域資源を数多く有している」としており、特別な体験を提供するアート作品の展示や関連イベントの開催を行うことで、芸術祭を核とした周遊型の観光志向や交流人口を拡大したいとしている。

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