四季折々の表情を魅せる 由志園/松江
24/04/19
春の牡丹から続く花のリレー
由志園(島根県松江市)は松江市から少し車を走らせた位置にある大根島に立地。かつて日本一の牡丹の生産地だった島の歴史を体現する、牡丹と高麗人参の里だ。大輪の牡丹の花咲く池泉(ちせん)回遊式の日本庭園が園の顔。牡丹のほかにも四季折々の花々が咲き、来園者の目を楽しませている。
春はやっぱり牡丹。花が旬を迎える4月中旬―5月上旬のほか、屋内庭園を備えていることから1年中開花しており、園の看板としての役目を果たしている。
春は「牡丹園遊会」を開催。チューリップやシャクヤク、そして牡丹と春の花々をフィーチャーするが、そのうちゴールデンウイークの4月29日―5月4日は3万輪の牡丹が池泉に浮かぶ「池泉牡丹」が開かれ、牡丹の花々の美と芳香が一面を包み込む。5月5・6日は黄色の花々が敷き詰められたイエローガーデン「黄金の池泉牡丹」、4月29日―5月6日は茶室周囲の庭園を牡丹でじゅうたんのように埋め尽くした「牡丹苑路」も登場する。
その後、藤やツツジ、サツキに続き、初夏には花菖蒲が園内を彩る。梅雨にはアジサイも見どころだ。緑に輝く木々とともに夏に入ると、ドライミストの噴霧が涼しさを運び、「雲海庭園」が見どころとなる。
秋は紅葉、冬は寒牡丹とイルミネーションと日本庭園にとどまらない絶景の演出で一年を通して飽きさせない美が来園者を出迎える。
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