養殖技術やGビールに学ぶ 米子市観光協会「大人達の社会見学」
「商都・米子」を体感
鳥取県・米子市観光協会は産業観光ツアー「大人達の社会見学」を実施している。地元の産業の現場に直接触れることで「商都・米子」を体感してもらう。旅行会社のツアーや校外学習などの利用を呼びかけている。
同市は大山の伏流水や日野川など水資源が豊かで、製紙業や飲料、食品メーカーの工場が進出するなど「商都」の名に違わぬ産業が盛んなまち。社会見学は2007年から実施しており、多くの企業・団体が参画、プランを設定している。
特徴的なものが、魚の養殖を手掛けるトットクライン。陸上屋内施設に「陸サバ」や「皆生ひらめ」「皆生サーモン」といった地元ブランド魚を養殖している。大山の伏流水が混じった60%海水の飼育環境は全国的にも希少だという。説明を受けた後、水槽を泳ぐ魚を眺め、希望者はエサやり体験ができることも。その後、市内の食事処で生で食べられる「陸サバ」を刺身やしゃぶしゃぶで味わう定食を賞味。米子の魚文化を堪能する。
水の豊かな米子は酒どころでもある。久米桜麦酒「大山Gビール」ブルワリーでは、大山の伏流水で仕込まれたビールの生産現場を見学できる。大麦「ダイセンゴールド」やホップ、清流、酒米「山田錦」といった原料の生産地からの過程を見学。大山Gビール5種のテイスティングもある。
そのほか、サントリー天然水奥大山ブナの森工場でのミネラルウォーターの製造工程見学、全国でも珍しい浄水場がない水道局である米子市水道局などの水の現場へのコースは必見だ。どらやきの生産量が日本一を誇る丸京製菓、地元民愛用の大山ハム、立ち寄り観光の定番・お菓子の壽城では美味しさの秘密に迫る。JR西日本後藤総合車両所や陸上自衛隊米子駐屯地といった変わり種も。
詳しくは同協会 電話0859―37―2311。
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