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満を持して美術館登場 倉吉市に来年3月、47都道府県最後の県立

県民参加型の鳥取県立美術館

鳥取県倉吉市に2025年3月30日、鳥取県立美術館がオープンする。47都道府県で「おそらく最後の県立美術館」(県関係者)で、県民参加型の美術館を目指す。旅行会社への対応も積極的に行う方針で、最後発から一大交流拠点になる姿を描いている。

美術館は倉吉パークスクエアの一角に建設中で、建物は3階建てで約1万6千平方メートル。県内産の智頭杉を内装に用い、高さ15㍍の開放的なエントランスロビーとラウンジ空間が開かれた美術館を演出する。大山や日本海、倉吉市街を一望する展望テラスも設ける。館前には中世の遺跡跡「大御堂廃寺」の歴史公園の芝生が広がる。

展示室は5つの常設展示と約1千平方メートルの企画展示室で構成。鳥取市の県立博物館が所蔵していた美術部門の作品を移設展示するほか「ブリオの箱」など現代アート作品を新たに収集する。

「ゲゲゲの鬼太郎」「名探偵コナン」など県ゆかりの作品をはじめマンガの展示にも力を入れる。研究機関も設け、運営は大和リースなど10社のSPC(特定目的会社)が担う。

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