山陰へあたらしい旅を演出 JR西日本、4月6日から特急「やくも」に新型車両
山陰の風土伝える車体 旅を快適に奥深く
山陰と山陽を結ぶJR伯備線の岡山―出雲市間に4月6日から、特急やくもの新型車両273系の運行がスタートした。山陰―山陽のあたらしい旅を演出する。
273系は「沿線の風景に響き自然に映える車体、山陰の我が家のようにくつろげる温もりのある車内」をコンセプトに開発した。外観は宍道湖に沈む夕陽の鬱金(うこん)色、たたら製鉄の黄金(こがね)色、大山夏山開き祭のたいまつのような銅(あかがね)色、そして赤瓦の町並みの赤銅(しゃくどう)色といった山陰地域の色をイメージした「やくもブロンズ」。見る角度、光の加減によって色が変化するという。シンボルマークも“八雲立つ”の伝統を表した。
車内は、普通車が緑と青をベースに、グリーン車は黄色をベースとし、いずれも沿線の文化・風土を演出。座席の前後間隔も新幹線並みに拡大したほか、車内Wi―Fiの導入や全席に電源コンセントを設置した。多目的室やフリースペースも設けている。
また、2人用と4人用のボックス席からなるセミコンパートメントのグループ向け席も設けた。大きな窓からの車窓の風景が楽しめ、フラットにできるシートや大型テーブルで家族、仲間との移動が楽しい。個室設備だが、料金は普通車指定席料金と同額。
さらに、国内初となる「車上型の制御付自然振り子」により乗り心地を改善したことも新型特急の特徴だ。
4月26日までは15往復中6往復が273系による運転だが、順次入れ替え6月15日以降はすべて置き換わる。
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