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島人が勧める“とって隠岐”(4) 隠岐の海は多様な美しさ

海士町「あまんぼう」で行く 生き物も色彩も毎日違う

新潟県糸魚川市出身の金子友萌さんは海士町観光協会に就職して3年。海中展望船「あまんぼう」でガイドとして活躍している。「海の中は毎日違います。モノトーンだった初春の海が徐々に色づき始め、初夏に卵からかえった小魚が夏は群れになり、一気に色鮮やかになるんです」。

大学生の時、卒業制作の一環で中ノ島を初めて訪れ、観光協会スタッフにスカウトされた。「もともと田舎育ちなので、島に就職することは抵抗ありませんでした」。以来、不便なこともあるけれど自然と近しい島暮らしが気に入っている。

海士町観光協会金子友萌さん

海中展望船「あまんぼう」の
ガイドとして活躍する金子さん

あまんぼうのガイドは船酔いするので不安だったが、海の美しさに不安はふっ飛んだ。ダイビングも始めた。

「夏はナイトクルーズが楽しみ。夜光虫がきれいで、甲板に出ると満天の星空。島に泊まって乗りに来てください」。乗船料は大人2千円だ。

話を聞いた後、菱浦港から西ノ島へ向かった。船から桟橋が見えなくなるまで、金子さんはずっとずっと手を振ってくれていた。

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