気球の飛ぶまち 戦闘機から熱気球へ―鶉野飛行場跡からフライト
23/09/14
平和のまちづくりの象徴
加西市は2016年10月、「気球の飛ぶまち加西」条例を制定、気球を生かしたまちづくりを進めている。気球のフライトが多く行われており、その平和の風景を市の財産として次代に受け継いでいこうというものだ。第二次世界大戦末期、鶉野飛行場から飛び立った戦闘機ではなく、今、平和を連想させる気球が加西の空を舞う―。
加西市は播磨平野のほぼ中央、播磨内陸地域最大の平坦な地が広がる。上空には落ち着いた風が吹くなど気球のフライトに適した環境であることから、14年あたりから全国から多くの気球チームが訪れるようになり、飛行シーズンの11―5月には気球が飛ぶ光景が日常的に。16年の「全国熱気球学生選手権」の地元開催を機に「気球の飛ぶまち加西」への機運が高まり、条例制定に至った。市民による支援活動も盛んになるなどまちぐるみでの取り組みが進む。
かつて鶉野飛行場から戦闘機が飛び立っていたあのころから80年弱が過ぎた今、加西の空では気球がフライト。上空の風は鶉野飛行場跡に向かって吹いているとの不思議な声も。平和の象徴である気球が飛ぶ光景、飛行に適した豊かな自然環境を次代に継承するべく平和のまち・加西は歩みを進める。
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