観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

気球の飛ぶまち 戦闘機から熱気球へ―鶉野飛行場跡からフライト

平和のまちづくりの象徴

加西市は2016年10月、「気球の飛ぶまち加西」条例を制定、気球を生かしたまちづくりを進めている。気球のフライトが多く行われており、その平和の風景を市の財産として次代に受け継いでいこうというものだ。第二次世界大戦末期、鶉野飛行場から飛び立った戦闘機ではなく、今、平和を連想させる気球が加西の空を舞う―。

加西市は播磨平野のほぼ中央、播磨内陸地域最大の平坦な地が広がる。上空には落ち着いた風が吹くなど気球のフライトに適した環境であることから、14年あたりから全国から多くの気球チームが訪れるようになり、飛行シーズンの11―5月には気球が飛ぶ光景が日常的に。16年の「全国熱気球学生選手権」の地元開催を機に「気球の飛ぶまち加西」への機運が高まり、条例制定に至った。市民による支援活動も盛んになるなどまちぐるみでの取り組みが進む。

気球の飛ぶまち加西

夜の鶉野飛行場跡。
熱気球がライトアップされ幻想的

かつて鶉野飛行場から戦闘機が飛び立っていたあのころから80年弱が過ぎた今、加西の空では気球がフライト。上空の風は鶉野飛行場跡に向かって吹いているとの不思議な声も。平和の象徴である気球が飛ぶ光景、飛行に適した豊かな自然環境を次代に継承するべく平和のまち・加西は歩みを進める。

気球の飛ぶまち加西

数多くの気球が加西の空に浮かぶ

兵庫県加西市 観光に関するお問い合わせ

加西市ふるさと創造部 文化・観光・スポーツ課
〒675-2395 兵庫県加西市北条町横尾1000
電話:0790-42-8756 FAX:0790-42-8745

兵庫県加西市 旅のおすすめサイト

この記事をシェアする
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ