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播磨国風土記を伝える　玉丘史跡公園

23/09/14

古墳時代の恋物語の舞台　古墳群にロマン

加西の歴史は長く、深い。それを物語るのが玉丘史跡公園。４世紀末に造られた玉丘古墳を中心に、歴史と自然の魅力が６・２ヘクタールにわたって広がる。播磨国風土記に記されたロマンの舞台を伝える施設として親しまれている。

園内には播磨国風土記に記された古墳時代の恋物語「根日女の恋伝説」の舞台・玉丘古墳をはじめ６基と、移築復元された愛染古墳を加えた７基の古墳が点在。玉丘古墳は全長１０９メートルの前方後円墳で国史跡に指定されている。水濠を持つ前方後円墳で、墳丘に入ることができる古墳は珍しいそのほかの古墳も帆立貝式古墳や円墳など多彩な形態で、これらを気軽に見学できる。

園内では、古墳群を取り囲むように芝生広場や古代農園、湿地観察園、ガイダンス棟、野鳥観察デッキなどが整備されており、花々や樹木が四季を伝える。散歩やジョギング、グランドゴルフ、「ちびっ子遊具広場ねひめの森」での遊びなど年齢を問わず癒しのひと時が過ごせる。