湯と食の恵みに感謝 下呂温泉二大秋祭
25/09/03
下呂温泉神社秋の例祭と「謝肉祭」
下呂温泉の毎年秋は「感謝」の季節だ。地域の柱である、湯の恵みに感謝、食の恵みに感謝。その心を体現する祭事を地元と観光客で共有する大切な季節なのだ。
下呂温泉神社の秋の例祭は例年10月8日に開かれる。1989年に山形県の出羽三山の湯殿山神社から下呂温泉神社が分霊を受けて毎年実施。下呂駅から下呂温泉の名を世に広めた儒学者・林羅山や室町時代の僧侶・万里集九など下呂にゆかりのある装束を着た旅館関係者らによる参進行列が行われ、関係者による下呂温泉の発展や温泉客の安全祈願、芸妓らによる奉納舞や獅子舞の披露などで湯の恵みに感謝する。

湯の恵みに感謝する下呂温泉神社の秋の例祭
下呂温泉の秋の恒例イベント「下呂温泉謝肉祭」は、今年は10月19日に開催される。地元で愛される食のブランド飛騨牛へ感謝すべく、例年「飛騨牛豪快焼き&秋の味覚満喫フェア」と題して飛騨牛を使った料理を振る舞う。例年2千人を超える参加者が集まり、飛騨産コシヒカリのご飯、きのこ汁などが付いた飛騨牛豪快焼きをほおばる。巨大足湯や芸妓衆らによる「下呂音頭」の披露などのステージイベント、ペア宿泊券や飛騨牛など豪華賞品が当たる「せんごまき」(飛騨地方の餅まき)も行われ、盛り上がる。

飛騨牛を豪快に焼き振る舞う謝肉祭
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