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祖父江のまちがイチョウで黄金色に 11月23日からまつり/稲沢

「そぶえイチョウ黄葉まつり」 12月2日まで

稲沢市祖父江町で11月23日―12月2日、「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開かれる。町内に1万本以上のイチョウが立つ“イチョウの郷”が誇る秋の一大イベント。今年は、例年より期間を一週間程度遅らせて、深まる秋の風情を、このまちならではの黄金色に輝く光景とともに楽しんでもらう。

祖父江のまちにイチョウが立ちならぶのは江戸時代を起源とする。この地域に吹く季節風「伊吹おろし」から家屋の屋根を守るため、イチョウを神社仏閣や屋敷の周囲に植えたのが始まりとされる。今も樹齢200年を超える大木も含め約1千本がまちなかに立ち、その歴史を伝えている。「祖父江ギンナン」は特産品として全国的に知られるものだ。

まつりは祖父江ならではの秋のイベントとして始まり、今年で21回目。昨年は10日間の開催で約25万人が来訪した。名鉄尾西線・山崎駅周辺が期間中毎日、祖父江町体育館は同23―24日に会場となり、古木や久寿ギンナンの原木、イチョウ並木のトンネルなど黄色に色づき見ごろを迎えたイチョウ観賞と、例年ステージイベントや模擬店など多彩な催しで秋の楽しい一日を演出する。夜間にはイチョウの木のライトアップもあり、秋の風情が夜、ひと際輝く。

そぶえイチョウ黄葉まつり

祖父江にあるイチョウの木1万本以上が
色づく光景は壮観のひと言

町内の食事処では、まつり期間を中心に、「祖父江ギンナン」を使った、ギンナンラーメンやギンナン会席を出す店舗も。

また、同町の名刹、善光寺東海別院では昨年の開催から、まつり期間中に駐車場を無料開放。シャトルバスの停留所としても利用されているほか、駐車場でイベントも実施されるなど、まつりのひとつの拠点となっている。

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