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生きながらにして“極楽浄土ツアー”へ 善光寺東海別院/稲沢

「戒壇めぐり」 全面化粧なおしでより鮮やかに

イチョウの郷・祖父江町の旅にアクセントを加えるなら、善光寺東海別院がおすすめだ。信州善光寺から「善光寺如来」の分身を迎えた、明治時代創立の名刹。善光寺特有の撞木(しゅもく)造りの本堂は信州善光寺の約3分の2の大きさで見ごたえ十分。「善光寺如来絵伝」の絵解き法話やその由緒もさることながら、同寺の大きな特徴は「極楽浄土をこの世で拝める」こと。生きながらにして“極楽浄土”へのツアーが楽しめるとあって注目を集めているのだ。

舞台は「戒壇めぐり」。本尊の善光寺如来の真下に極楽浄土の様子を再現しており、中央に阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩、十六観菩薩が安置され、宝樹、宮殿楼閣、宝池には五色の蓮華が、頭上には迦陵頻伽、共命鳥が舞うといった豪華絢爛かつ荘厳な空間が広がっている。

念仏を称えて瑠璃壇の下の暗闇を回ることで善光寺如来と縁を結び、善根を得ることが戒壇めぐりの目的。あまりの華やかな空間に、多くの参拝者が「ここが極楽浄土か」と感嘆するという。

同院は2017年2月から1年をかけて改修工事を行い、今年3月には“極楽浄土”を全面的に化粧なおし。LEDを使って5色のハスの花で色の移り変わりをを表現したほか、極楽浄土への地下通路の板もすべて張り替えた。

戒壇めぐり

リニューアルした「戒壇めぐり」。
これぞ幻想の世界

拝観料は大人300円、小人150円。駐車場はバス5台、自家用車150台収容可能。無料。

問い合わせは、同院 電話0587―97―0043。

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