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こだわりの“白だし愛”を間近で　七福醸造、工場で見学プログラム／碧南

18/10/02

全国唯一の「白だし」専門メーカーの矜持

古くから醸造業が盛んな愛知県にあって、安城市・碧南市の七福醸造は唯一無二の存在だ。全国唯一の「白だし」専門メーカーとして存在感を確立、商品開発から日ごろの利用への感謝を込めたイベントまで、“白だし愛”を前面にこだわりの事業企画を展開し、白だし発祥の地としての矜持を示している。

日本の食文化を代表する調味料、醤油のなかで「白しょうゆ」は碧南市が発祥。約２００年前に生産が始まり、今も伝統を受け継いでいる。同社が生産する「白だし」は白しょうゆに調味料を加えたもので、広く普及。定番の「料亭白だし」「有機白だし」に加え、料理に合わせた「これ一本でごちそうシリーズ」など様々な商品も生み出し、さらなる普及に向けた取り組みを展開している。

同社の白だしは白しょうゆの原料に有機の小麦と大豆のみを使い、鹿児島県枕崎産のかつお節と北海道産の昆布、大分のシイタケと、原料へのこだわりを貫く。

工場見学ができる碧南工場「ありがとうの里」では、製造工程へのこだわりも間近で。原料を蒸す段階から仕込み、ろ過、瓶詰めまでこだわりの工程を公開。製造に関わる社員による案内で、生産の仕組みや心構えに触れられる。同社の歩みを物語る創業当時に使われていた木の樽も必見だ。そのこだわりから得るものは多いと、社員研修での利用も。