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“どうめー”深海魚食べて/蒲郡

「まちじゅう食べる水族館」の一環 市民おすすめの10選

蒲郡市で進められている、地元の魚介をアピールするプロジェクト「まちじゅう食べる水族館」の一環で、市民の投票で「どうめー深海魚10選」が選定されている。地元が観光客に食べてほしい魚介をおすすめするもので、各旅館ホテルで料理を提供している。

「まちじゅう食べる水族館」は、鉄道唱歌に「海の眺めは蒲郡」とうたわれた海のまち蒲郡の魅力をアピールしようと、蒲郡市観光協会が中心になり2016年11月にスタート。「蒲郡に来ると、みんな魚が大好きになる」を旗印に、市内の飲食店や旅館、鮮魚店などで、魚の説明や食べ方などを記した解説カードを掲示し、魚好きを増やそうという作戦だ。

「どうめー深海魚10選」は、昨年9月に地元市民を対象に行った「どうめーさかな総選挙」の投票結果から決定。「どうめー」は三河弁で「すごくおいしい」の意味で、市内旅館の若手経営者で構成する「がまごおり若旦那’s」が企画した。

10選に選ばれたのは、メヒカリ、タコ、ワガ、ムツ、アカザエビ、フグ、ニギス、金目鯛、タカアシガニ、ガスエビ。高級魚から大衆魚、聞きなれない地元特有のものまで幅広いラインナップとなった。

食べてほしい魚を市民が選んだとあって、いわばひとつの「蒲郡の顔」。地元旅館ホテルや食事処ではタカハシガ二の生春巻きやメヒカリの唐揚げ、キンメダイの煮付けなど料理として提供しており、旅行会社の企画プランにも取り入れられている。

県内で沖合底引き漁船を持つ4隻いずれもが蒲郡漁業協同組合所属とあって、県内で獲れる深海魚の9割が蒲郡の水揚げ。好漁場である三河湾の深海魚は脂の乗りがよく、旨み十分だという。

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