地域循環を実践　道の駅小豆島オリーブ公園

小豆島のＳＤＧｓを代表する地

道の駅小豆島オリーブ公園（小豆島町）は、２０２２年の「世界の持続可能な観光地ＴＯＰ１００選」に選定された舞台。荒廃農地を整備して誕生し、オリーブの循環型農業の実現や観光資源化など、島のＳＤＧｓを代表する地といえる。

同園では、オリーブ堆肥を使った循環型農業を２０１２年から推進。毎年発生する剪定したオリーブの枝葉を細かく粉砕し発酵させ、１年間熟成したのち堆肥化、オリーブとハーブの育成肥料として使う。以前は焼却または放置するだけだった大量の剪定枝を再利用し環境にやさしい農業を実現した。

オリーブに関する体験プログラムも充実させている。園内散策では約２千本も林立するオリーブに触れながら、ギリシャ風の建物が点在し、オリーブ原産・地中海のムードが楽しめる。オリーブの歴史や、オリーブ公園での取り組みを紹介。園内でハート型のオリーブの葉を探し、しおりを作る体験も。

その風光明媚な景観から映画「魔女の宅急便」のロケ地にもなり、「魔法のほうき」を貸し出したフォト撮影などの企画も。ショップやレストランでオリーブを使った料理も提供している。

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