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光秀拠点のまち 滋賀県大津市/光秀戦国紀行

戦国の主要舞台・滋賀へ

光秀が拠点としていた滋賀県大津市の坂本城。今は城跡を示す碑が残るのみだが、2020年3月8日からは約1年間にわたって「びわ湖大津・光秀大博覧会〜戦国ぶらさんぽ〜」が展開される。比叡山延暦寺の門前町で、石積みのまち坂本一帯が光秀色に染まる。

博覧会の中心になるのは、光秀の菩提寺「西教寺」。光秀や熙子の墓が境内に残り、総門は坂本城の城門を移築したものとされる。明智光秀公資料室には光秀直筆の寄進状など貴重な資料を展示。「禅明坊光秀館」では西教寺の塔頭をメーン展示に、びわ湖大津「麒麟がくる」展や近江の光秀ものがたり展なども。料金は大人500円(禅明坊光秀館入館の場合は別途大人500円要)。

「滋賀院門跡」は、戦国に活躍した穴太衆(あのうしゅう)の石垣が数多く残る町の中でも、その堂々とした外構えが目を引く。通常展示に加え「比叡山坂本と光秀展」を開催する。大人450円。「大津市歴史博物館」は戦国関連の展示をリニューアル。20年秋には光秀に関わる社寺の貴重な資料や文化財の特別展示も。大人330円。

この4拠点を巡り、光秀ゆかりのまち坂本をぶらりと散策できる。和装を貸し出し、光秀と熙子になりきるまち歩きプログラムもある。

「麒麟がくる」に合わせ、滋賀県では大型観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」を実施。信長の安土城、秀吉の長浜城など英傑たちゆかりの地が多数点在する全県規模で展開。20年末(予定)までの期間中、小谷城跡を地元語り部ガイドとめぐるバスツアーのほか、戦国スポットをめぐる「国盗りスタンプラリー」(20年2月末まで)、インスタグラム投稿キャンペーン(同2月17日まで)なども実施している。

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