「麒麟がくる」明智光秀の足跡を訪ねる戦国紀行・京都府亀岡市編
明智光秀をめぐる物語は、いよいよ佳境に入っていく。京都府亀岡市は「本能寺の変」へ出陣した地として語られることが多いが、この地を平定、統治者として領民に慕われたという“名君”としての一面もまた、光秀の顔。市は大河ドラマ館とゆかりの地の周遊を通して、謎多き光秀の“知られざる顔”を世に伝えようと取り組みを進める。光秀が描いた理想とは何だったのか。その謎に丹波亀岡の地で迫る。
晩年に築く光秀の“理想郷”・京都亀岡 知られざる光秀像、京都大河ドラマ館で明かす
1月11日オープン 展示体験と特産品の魅力で50万人見込む 光秀は、何者か―。亀岡市に1月11日にオープンする「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」がテーマのひとつに掲げたキーワードがこれだ。一般的に知られる“逆臣”としてのイメージとは反対...
光秀の思いが残る城下町 丹波亀山城跡やききょうの里/亀岡
光秀のまちづくり 今も残る息吹感じて 明智光秀と亀岡市の関係は、天正3年(1575年)の織田信長による丹波進攻から。その任務を負った光秀は亀岡市に本拠を築き、丹波平定を成し遂げた。統治者としては治水工事や税軽減などまちづくりを進め、地...
「丹波進攻」を伝える史跡 明智軍の痕跡のこる/亀岡
激戦の跡へ 光秀の丹波進攻を伝える史跡は、亀岡市内に今も数多く残る。 丹波を治めていた波多野氏家臣・内藤氏の居城だった八木城跡。光秀は隣接する千手寺を砦として拠点にし、八木城を攻略した。境内の上には砦跡があるとされる。戦勝祈願は...
そして「本能寺の変」へ— 京への足跡をたどる/亀岡
日本史上最大級の謎に迫る 戦国時代、いや日本史上最大級の事変「本能寺の変」。丹波亀山城を発った光秀軍は山を越え、京に入った。そのルートにも謎が多いが、今、ハイキングコースとしてたどることができる。戦国最大の謎を歩いて感じる―。 ...
京都スタジアム完成 大河ドラマ館がお披露目に/亀岡
亀岡次代の躍進担う 「麒麟がくる 京都大河ドラマ館」の舞台、京都府立京都スタジアムが1月11日に完成する。JR亀岡駅北口すぐに約2万1600人収容の本格的なサッカースタジアムが誕生。亀岡の新たな“顔”の誕生と、光秀効果で亀岡が賑わう1...
テーマは「丹波決戦前」 亀岡市文化資料館で特別展
1月25日から「明智光秀と戦国丹波」 亀岡市文化資料館では1月25日―3月8日、特別展「明智光秀と戦国丹波―丹波進攻前夜」を開催する。光秀の初見史料や幕府に仕えたころの史料の展示などを通して新たな光秀像や戦国時代の丹波国について伝える...
三大観光組み込み光秀と亀岡の旅を
「実はこれも亀岡だった」 保津川下り・嵯峨野トロッコ列車・湯の花温泉 亀岡市には、実は全国に誇る観光素材が川に山に存在する。「実はこれも亀岡だった」と認識を新たにすべき“亀岡三大観光”を、光秀観光とあわせて旅に組み込みたい。 江...
食通もうなる和牛と京野菜 亀岡市の食
京の台所を支える味わい 亀岡市の食の魅力は、その素材の良さに集約される。山に囲まれた地ならではの田畑の恵みは、食通の舌をもうならせる高い質が自慢だ。 亀岡牛は、市内で肥育された黒毛和種のブランド牛。寒暖差の大きい霧の都・亀岡の自...
京都府亀岡市 光秀ゆかりの地マップ
光秀が理想を描いたまちへ 京都府亀岡市 明智光秀観光に関するお問い合わせ 大河ドラマ「麒麟がくる」亀岡市実行委員会 (事務局:亀岡市産業観光部光秀大河推進課) 〒621-8501 京都府亀岡市安町野々池8 電話07...
光秀が礎を築いた 京都府福知山市/光秀戦国紀行
福知山治めた光秀でまちおこし 京都府福知山市では1月11日から、福知山城公園内の佐藤太清記念美術館で「福知山光秀ミュージアム」が行われる。 「麒麟がくる」大河ドラマ企画展をはじめ、最新の調査研究に基づいた新たな視点で、ドラマの時...
光秀拠点のまち 滋賀県大津市/光秀戦国紀行
戦国の主要舞台・滋賀へ 光秀が拠点としていた滋賀県大津市の坂本城。今は城跡を示す碑が残るのみだが、2020年3月8日からは約1年間にわたって「びわ湖大津・光秀大博覧会〜戦国ぶらさんぽ〜」が展開される。比叡山延暦寺の門前町で、石積みのま...