日本旬紀行

「出雲國たたら風土記」の旅・島根県安来市(3) 1千年前から続くSDGs
「鉄のまほろば」としてメッセージを 日本遺産選定委員・丁野朗さん寄稿 古くから、日本を代表する鉄の歴史をもつこの地域が「鉄の道文化圏」の協議会を発足させたのは、1987年(昭和62年)のことである。旧自治省のリーディングプロジェクトの...

「出雲國たたら風土記」の旅・島根県安来市(2) 足立美術館に「魯山人館」
4月1日オープン 安来観光を代表する「足立美術館」が11月に開館50周年を迎えることを記念して4月1日、北大路魯山人の作品だけを展示する「魯山人館」を開館する。オープンに合わせ、同館が所蔵する魯山人コレクションの中から120点を厳選し...

「出雲國たたら風土記」の旅・島根県安来市(1) 定番化へモニターツアー
日本遺産「出雲國たたら風土記」に認定され、日本古来の鉄づくり「たたら製鉄」にまつわる歴史文化が色濃く残る島根県安来市。ヤスキハガネが今も主要産業の一つであるなど、たたらの物語は現代へ脈々と紡がれている。安来市観光協会では、市内の特色を前面に...

満開の桜が暗雲打ち払う春(2) 大阪水上バス―大川の夜桜を船花見
「お花見ナイトクルーズ」 水都の春夜を満喫 まちの中心を大川が流れる水都・大阪。川の両岸を満開の桜が彩ると、春が到来する。大阪水上バスが通年で運航するクルーズ船「アクアライナー」は、中之島周辺のビル群と史跡、名所を眺めながら進む。川岸...

満開の桜が暗雲打ち払う春(1) 京都・岡崎十石舟―川面で感じる雅な春
記録的な暖冬であっても、春への渇望は日本人のDNAに刻みこまれている。冬色から春色へとまちを一変させるのは、開花する花々。京都では古都の情緒を、大阪では水都の情緒を、それぞれ満開の桜が季節感豊かに彩ってくれる。春の観光シーズンは、もうすぐそ...

山海に春の訪れ告げる桃の節句(4) 岐阜・下呂温泉
飛騨伝統「土雛まつり」 岐阜県下呂市の下呂温泉合掌村では毎年恒例の「土雛まつり」が2月1日から開かれている。飛騨地方独特の伝統の雛飾り「土雛」が約1千体展示され、地域の伝統的な風習を伝える。4月5日まで。 土雛は、中は空洞、下は...

山海に春の訪れ告げる桃の節句(3) 岡山美作・湯郷
「湯郷おひな祭り」 温泉街が雛飾りに染まる 岡山県美作市では、もうひとつ恒例の雛祭りがある。中国山地に抱かれた湯どころ、湯郷温泉では「湯郷おひな祭り」が今年は3月20−29日に開かれる。 同祭りでは、旅館ホテルや商店、湯郷地域交...

山海に春の訪れ告げる桃の節句(2) 岡山美作・古町
「古町のひなまつり」 因幡街道沿いの歴史絵巻 山間部の雛祭りは岡山県北部、美作市から。江戸時代に山陰と山陽を結ぶ因幡街道の要衝・大原宿として栄えた宿場町、古町地区の「古町のひなまつり」がそれだ。毎年旧暦の桃の節句に開かれているもので、...

山海に春の訪れ告げる桃の節句(1) 和歌山・加太
記録的な暖冬にあっても、やはり春を渇望する心は変わらない。その春の訪れを感じさせてくれる桃の節句が、もうそこまで近づいている。日本各地で古くから伝わる雛祭りが開かれ、地域文化を伝承。艶やかな雛飾りが地域の人たちだけでなく、旅人の心にも春の彩...

北海道観光の新拠点・千歳市に「HTS」オープン(2) 宿泊地としても魅力
トレーラーキャンプも HTSは移動拠点、宿泊拠点としての魅力も備えている。 移動拠点としては、2020年初冬からボックスカーを中心に9台のレンタカーから運用を始め、FITや小グループへの利用促進を図る。国内外の旅行会社に対し「北...