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山陰が誇る山城、月山富田城へ 9月に「全国山城サミット」開催/安来

史跡公園として整備 明らかになった城全ぼうを見る

戦国の名将・山中鹿介が仕えた尼子氏の居城、国史跡・月山富田城跡。島根県安来市に立地し、日本三大、五大山城、日本100名城のひとつである山陰を代表する山城だ。史跡公園として整備が進むなか、今年9月23、24日には「全国山城サミット安来大会」を開催。山城がブームとなる今、安来の地から往時の兵(つわもの)どもが描いた夢の世界に迫る。

月山富田城跡

史跡公園として整備され、
往時のたたずまいが明らかになってきた
月山富田城跡の全景

サミットは、山城を生かして地域の活性化を図る目的で、兵庫県和田山町(現在の朝来市)の第1回以降、安来大会で25回目を迎える。全国山城サミット連絡協議会には現在93団体143城が加盟している。

今回の安来大会のテーマは「山城を楽しむ(仮)」。山城のどこに注目して、どのように楽しむのかを紹介する。23日に月山富田城跡を歩く現地見学会、24日には城郭研究の第一人者で日本城郭協会理事長を務める静岡大学の小和田哲男名誉教授の基調講演、そのほか事例発表、山城の楽しみ方をテーマにパネルディスカッションなどが行われる。会場は安来市総合文化ホールアルテピア。

また、23日には「戦国尼子フェスティバル」も開催。城周辺を会場に、武者行列やステージイベント、特産市が設けられ、月山富田城を築城した尼子一族を顕彰、歴史のまち安来市をアピールする。

月山富田城は尼子氏6代が居城した近世を代表する山城。毛利氏に破れ降伏した際に山中鹿介が「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に向かってお家再興を誓ったエピソードで知られ、鹿介を慕う地元住民や歴史ファンの支持を集める。

城は苔むした石垣、御殿跡などが残る状態となったが、小和田名誉教授が「保存状態が良く、戦国時代の様子がよく残っている。2度の大戦の舞台(大内氏、毛利氏との合戦)がそのままの状態で残っていることは奇跡」と評するように歴史遺産として高い価値を有する。

市は尼子氏を顕彰し、まちづくりを推進しており、2015年度から5カ年計画で城跡を史跡公園として整備。これまで城跡であることが分かりにくかったが、木々を伐採し、麓の城下町・広瀬町から見上げると城跡の石垣が輝きを放つまでに。城跡への登山ルートも整備され、当時の曲輪群も姿を現した。城跡は、観光ガイド(有料)の案内で歩くとより理解が深まるだろう。

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