観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

ワールドクラスに出会う旅 隠岐各島でジオツアーを設定

圧倒の自然の世界へ

隠岐諸島は全域が「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」として認定されている。今年1月には認定の更新も完了。引き続き“世界の隠岐”の魅力を地域一体で発信していく。ジオを体感できるツアーも各島でラインナップ。気軽にワールドクラスの光景に出会える。

諸島で最大の島・島後(隠岐の島町)は海山にロマンとパワーが充満する神秘の島。夕陽と重なり、まるでローソクに火を灯したように見える奇岩「ローソク島」遊覧は、島内周遊のセット商品「ジオバス」「ジオタク」が利用できる。サザエの釜飯のランチや遊覧船、サイクリングなどを自由に組み合わせる隠岐旅工舎の「隠岐であい旅」、隠岐プラザホテルと羽衣荘、隠岐汽船の旅行会社限定の共同商品「おき船旅パック」など新商品が登場している。

ローソク島

「ローソク島」は島後の神秘

西ノ島(西ノ島町)では絶景の地・国賀海岸が欠かせない。海抜257メートルもの海蝕崖「摩天崖(まてんがい)」の大迫力と、赤尾展望所から一望できる海岸の全ぼうは大スケールの爽快感。定期観光バスや遊覧船で洞窟探検で楽しむのがおすすめ。隠岐汽船のフェリーと宿をセットした「国賀パック」など様々な商品があり、多様なニーズに応える。

中ノ島(海士町)は歴史にスポット。後鳥羽上皇を祀る隠岐神社のにぎわいづくりに取り組んでおり、境内の講堂をリニューアルした「離島キッチン海士」で地元食材を使った昼食「直会御膳」は1人2500円。昼食と、エメラルドグリーンの海と赤褐色の崖とのコントラストが鮮やかな明屋海岸見学などを組み合わせ団体観光ツアーもある。隠岐神社の特別参拝ツアーは所要時間150分で、1人7500円。

隠岐諸島有人4島の中で最も小さな知夫里島(知夫村)では、国の名勝・天然記念物の赤壁(せきへき)や赤ハゲ山が必見。4―10月に運航される「赤壁サンセット遊覧船」で船から夕焼けの赤壁に迫るのもいい。隠岐随一の好展望地・赤ハゲ山は好天時、隠岐諸島のほか島根半島や大山まで見渡せる360度大パノラマが広がる。

隠岐観光協会は旅行会社向けに隠岐への往復や島後、島前間の船便が利用できる周遊パスポート「隠岐楽パス」や、島前間の内航船が乗り放題の「島前3島周遊パス」を設定している。

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