シェアサイクルや自動運転バス JTB、小豆島内の交通開発
「エリア開発事業」 地域活性化へ本腰
JTB(山北栄二郎社長)が香川県小豆島を舞台に「エリア開発事業」を始めた。自治体や企業ら地元との連携で観光地としての実感価値向上と持続可能な発展を目指す。第1弾は8月にシェアサイクル事業を拡充、第2弾は9月に自動運転バスの走行実証を実施。小豆島観光の課題だった交通面の利便性を向上させ、島内の周遊促進につなげる。
観光スポットの豊富さやSDGsの取り組み、現状の課題から小豆島がエリア開発事業における持続可能な観光地づくりのスタート地点として最適と判断。観光を基盤に持続可能な産業を作ることを目的に「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」を発足させ、小豆島2町と伴走、小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会への参画を通じ、小豆島の活性化を目指す。
第1弾プロジェクトとなるシェアサイクル事業は、アプリを使って島内の駐輪スペースで自由に電動アシスト自転車の貸し借りできるようにした。IoT搭載のシェアサイクル専用の最新型車両160台の導入と島内のステーションを42カ所まで拡大した。
第2弾の自動運転バスの走行実証は土庄町と小豆島交通らが参画。15人乗り電気バス「Minibus」を使って土庄港高速艇ターミナル―エンジェルロード公園間を自動制御でドライバーを支援して自動運転を行った。実証から自動運転バスのニーズや課題を抽出し、将来的な完全自動運転での走行を目指す。
今後は、11月にAIによる自律運航無人ボートの導入に向けた実証、国立公園でのAIドローンを使った事業開発を予定。2025年4月以降には関西からの誘客を目的とした空路での誘客事業も計画している。
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