びわ湖大津 大河ドラマ館・「源氏物語」はじまりの地/滋賀県大津市「光る君へ」紀行
光る君へ―全体像伝える
滋賀県大津市の石山寺は、紫式部が「源氏物語」の構想を練り、執筆を始めたと伝わる地。その紫式部ゆかりの地に1月29日、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」がオープンした。境内の明王院を会場に、多彩な展示で大河ドラマのテーマを掘り下げて紹介。稀代の名作の出発地から、紫式部とドラマの世界への旅をスタートさせたい。
館内めぐりはエントランスのウェルカムVTRでスタート。大河ドラマの概要や脚本家、スタッフの紹介、登場人物の相関図やキャストのコメントなどのパネルで大河ドラマの全体像を伝える。まひろ(紫式部)が実際に大河ドラマの中で着用していた衣装も展示されており、平安の世界へ没入。キャストの等身大パネルを設置した記念撮影コーナー、撮影の舞台裏や番組の考証担当による平安文化解説などの企画パネル、書物や机、筆、岩硯といった小道具の複製の展示もあり、盛りだくさんの内容だ。
締めくくりは、キャストやスタッフのインタビューなどを交えたオリジナル映像を4Kシアターで上映するなどして平安時代の貴族文化、大河ドラマの世界観を伝える。キャストのサイン色紙やメッセージを眺めてエンディング。
期間は2025年1月31日まで。開館時間は9―17時。期間中は原則無休。
入館料は、同寺の世尊院で同時開催の「源氏物語 恋するもののあはれ展」と共通で当日券が大人(中学生以上)600円、子ども(小学生)300円。20人以上の団体券が大人500円、子ども250円。石山寺入山料とのセット券も設定。「三井寺」「大津市歴史博物館」「光る君へ 宇治 大河ドラマ展」「光る君へ 越前 大河ドラマ館」との相互割引も。
オープン初日の1月29日にはオープニングセレモニーを開催。大河ドラマでききょう(清少納言)を演じるファーストサマーウイカさんらが出席し、開幕を祝った。ファーストサマーウイカさんは大津市の延暦寺慈眼堂も訪問。清少納言や紫式部の供養塔があり、供養塔を参拝した。
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