豊かな山の恵みが山都の味
ランチバイキングやジビエで旬を味わう
山都町は清涼な空気、清澄な水がもたらす山の恵みの宝庫。旬の野菜や山菜、川魚、肉など、この地だけ、ここでこその味わいに満ちている。
棚田で育てられた米は、アイガモ農法や湧水を使って育成した「湧水米」などがあり、矢部地域では室町時代からの伝統食でうるち米を使った「焼き米」も。野菜は標高500−700メートルの高冷地でトマトやナス、キャベツ、ピーマンなどを生産。長い歴史を持つ柚子や最近はブルーベリーも様々な加工品が誕生している。秋には寒暖差の大きい環境ならではの大粒の栗が旬を迎える。清流に育まれたヤマメも極上の逸品だ。
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【通潤山荘】 天然温泉「浜の湯温泉」が自慢の山都の宿泊拠点。人気企画「里山ランチバイキング」は山都産の野菜を中心とした40種類以上の料理を味わえる。土日曜はフルバイキングで、料金は大人1200円。平日はメーン料理を選ぶハーフバイキングスタイル。団体は平日でもフルバイキングで対応する。
宿泊の夕食はヤマメや肥後牛など地元素材の会席など幅広いメニュー。大浴場は山々を眺めながらの露天風呂、あつ湯、ぬる湯、サウナを備える。泊まってゆっくりと旅の疲れを癒したい。
【肉のみやべ】 日向往還の旧宿場町・馬見原で昭和元年から和牛と馬刺し専門店として、厳選の肉を提供し続けている。黒毛和牛や馬刺し、馬ひもはもちろんだが、観光客におすすめは食べ歩きメニュー。「桜コロッケ」は馬肉をふんだんに使い、黒コショウでアクセントをつけた味わいで、しっかりした味付けはソース不要。味もボリュームも満足感十分で、テレビ番組でも取り上げられるなど人気を集める。桜コロッケと地元産野菜を挟んだ「馬見原バーガー」や「桜味噌メンチ」もあわせてどうぞ。
【ジビエ工房やまと】 この地域では年間でイノシシとシカをあわせて約5千頭が捕獲されるが、そのうち同店では800頭超を精肉やミンチ肉に加工している。素早い血抜きなどの対応でジビエ特有の臭みがない。ロースやモモ肉、ウインナーなどの製品を用意しており、「清和物産館」などで購入できる。
【みずたまカフェ】 静かな山中にたたずむカフェは、山都の自然に魅入られたオーナーが埼玉県から移住し、自ら建設した山都への思いが詰まったこだわりの場所。全面ガラス張りで、阿蘇南外輪山や阿蘇五岳を眺められる。ランチは米や卵、ソーセージ、野菜など山都産にこだわった「山の都ピクニックランチ」やピザ、サンドイッチなど充実。デザートも矢部地区の矢部茶のガトーショコラなど、とことん山都を押し出す。地元の作家が作った雑貨や食品も販売。山都の魅力の発信拠点としての役割も担う。
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