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自家源泉と眺望に自信 夕凪の湯HOTEL花樹海/高松

高松を“温泉地”に 待望の「美人の湯」

“温泉地”としてのイメージに乏しかった香川県高松市だが、旅館「夕凪の湯HOTEL花樹海」が近年、自家源泉の掘削に成功してから、そのイメージを払しょくしつつある。温泉も高松観光の目的に加わり、旅の魅力をこれまで以上に増幅させている。

同館にとっても地元にとっても“悲願”だった源泉掘削。「花樹海温泉」と名付けた湯は、湧出量が毎分32トン、泉質濃度が1リットルあたり4・25グラム、PH9に相当する高濃度のナトリウム炭酸水素塩冷鉱泉で、入浴後には肌のすべすべ感が得られる「美人の湯」としてアピールしている。ほかにも筋肉や関節の痛み、疲労回復、胃腸をはじめとする疾患など様々な効能を有し、配湯開始以来、市内唯一の高濃度療養泉として認知が高まってきているという。

同館では、高松市内や瀬戸内海を望む屋上パノラマ大浴場や、天然岩露天風呂付客室などに配湯。2018年8月には8階テラスに無料の足湯もオープンさせ、様々なスタイルで温泉を楽しんでもらっている。

この温泉は同館が指定管理を務めるほかの施設にも供給。徳島県美馬市のブルーヴィラあなぶきは2018年4月にリニューアル、その後6月から花樹海の天然温泉を利用している。

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