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四国四県、観光トピック百花繚乱 自然や夜景、文化をイベントで発信

自然の高知、癒やしの愛媛、熱狂の徳島、絶景の香川

四国4県では観光のトピックスが目白押しで、現在、様々な観光キャンペーンやアートイベントを開催。誘客へ積極的な取り組みを行っている。

高知県では来年12月31日まで「リョーマの休日 自然&体験キャンペーン」を展開中で、これまで取り組んできた「食」「歴史文化」の観光資源に加え、もう1つの強みである「自然・体験メニュー」を磨き上げている。今年4月には「スノーピーク土佐清水キャンプフィールド」がオープン。奇跡の清流・仁淀川や中津渓谷、室戸岬ジオパークなどでのガイドツアーのほか、今年リニューアルした牧野植物園など高知の自然の関わる素材をアピール。積極的なプロモーション展開による旅行需要の喚起を行っている。11月からは昨年に引き続いて高知城・高知公園で「チームラボ 高知城 光の城」を開催するなど、高知城の新たな魅力も発信している。

愛媛県観光は「疲れたら、愛媛。」がテーマ。「道後REB0RNプロジェクト『火の鳥』コラボ」や、アート作品を温泉街でそぞろ歩きしながら楽しむ道後アート2019・2020「ひみつジャナイ基地プロジェクト」といった企画や、砥部や松山、大洲、宇和島、しまなみなどの着地型商品が充実。愛媛ならでは素材をモデルコースとして造成し、利用を呼び掛けている。

徳島県では年間延べ宿泊者数が15年以降す全国最下位であることから“最下位脱出”を図るため「徳島あるでないでキャンペーン」を展開中。大手旅行会社のウェブサイトに徳島県特集ページを設け、体験や食を組み込んだ宿泊プランを販売。徳島県の魅力をSNSに投稿してもらう企画などを実施し“脱出”に向けて行政、民間施設が一丸となった取り組みを行っている。11月には入場無料の「秋の阿波おどり」を行い、県外からの観光客誘致を図る。

香川県では県庁21階から眺めることのできる高松市街の夜景と県庁の窓面に映し出される幻想的な映像を楽しむ夜景イベント、栗林公園やまんのう公園でのライトアップ、レオマリゾートのイルミネーションなど夜の観光をPR。天空を映し出す鏡のような光景が着目される三豊市・父母ヶ浜のほか、3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭秋会期は11月4日まで開催され、多くの観光客が訪れている。

四県の最新スポットとしては、高知県では20年7月に足摺海洋館「SATOUMI(さとうみ)」がオープン。館内展示と周辺の自然環境、アクティビティが連動する日本初の施設となる。香川県でも20年春に宇多津町に四国最大級の「四国水族館」が開館する。徳島県南部から高知県東部に道路と線路の両方を走る世界初の乗り物DMV(デュアル・モード・ビーグル)が20年中に運行するなど、四国の話題はこと欠かない。

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