梅田穰町長に聞く「山都町の魅力と今後の取り組み」(1)
20/02/12
今春再開する通潤橋放水に期待
梅田穰町長に山都町の魅力や現況、今後の観光の取り組みについて聞いた。
−山都町観光を代表する通潤橋の現状をお聞かせください。
2016年4月の熊本地震で被災し、漏水が生じるようになりました。17年4月から復旧工事に入り、18年中に完了する予定でしたが、同年5月の豪雨により石垣93個が崩落し、現在保存修理工事を進めているところです。工事は順調に進んでおり4月19日、4年ぶりに放水を再開します。
−通潤橋の放水があるかないかで、山都町の観光にどのような変化がありましたか。
通潤橋の放水は本来、橋に溜まった砂を放出することが目的でしたから、本来は年に1度の放水でした。それが10年ほど前から年に160回ほどの放水を行ってきましたから、通潤橋の放水なくして山都町の観光は考えられませんでしたし、実際に観光客数は激減しました。いかに通潤橋に頼っていたかを実感し、通潤橋以外の魅力ある素材の情報発信の必要性を感じました。地域住民も私と同じだったと思います。
町の素材を改めて見直しますと、江戸時代中期から約260年前に始まったと伝わる八朔祭や160年前の江戸時代末ごろから始まった清和文楽など、連綿と山都町で受け継がれてきた文化が残っており、これをもっと世に広めていきたいと思っています。
→梅田穰町長に聞く「山都町の魅力と今後の取り組み」(2)へ続く
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