三好長慶を大河に― 三好市、地元が生んだ英雄を顕彰
22/10/31
「武者行列まつり」や生誕碑建立
徳島県三好市は、戦国時代に活躍した武将・三好長慶の生誕地。祭事や生誕碑の建立、長慶にゆかりの他地域との交流を行い、大河ドラマ化を目指した活動にも取り組んでいる。群雄割拠の戦国期にあって畿内を制圧した地元の英雄を顕彰し、地域活性化につなげることがねらいだ。
長慶は室町時代後期に活躍し、阿波や讃岐から近畿へ進出。大阪湾を囲む形で領土を拡大した。今は同市三野町の瀧寺に眠る。英雄が乱立する戦国時代にあって、後世では“悪者”として語られることも多かったが、近年の研究では文化面でも大きな才能を発揮したということがわかってきた。
2019年には三野町の三好一族が治めた芝生城跡付近に生誕地を示す石碑「生誕碑」を建立。高さ3メートル、幅1・5メートルで、「三好長慶公生誕の地」と刻まれている。
長慶を大河ドラマの主人公とすべく誘致推進協議会も立ち上がっており、石碑も大河ドラマの実現を目指して建立された。
地元では毎年11月に地元の武将として顕彰しようと「三好長慶武者行列まつり」を開催。今年は11月6日、三野体育館周辺で実施する。
生誕500年の記念行事や、出陣の式から生誕碑までの武者行列、鉄砲隊演舞、甲冑踊りなど歴史絵巻が繰り広げられる。
大阪府堺市や大東市、高槻市など長慶ゆかりの地とも交流。まつりには大東市からツアーも来るという。
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