世界初のDMVは好調 阿佐海岸鉄道、運行開始半年で6割が観光利用
22/10/31
観光活性化への貢献の高さ
阿佐海岸鉄道(海陽町)に2021年12月に登場した「デュアル・モード・ビークル(DMV)」。列車として鉄道軌道、バスとして道路の両方を走れる世界初の乗り物として注目を集めた。運行開始から約半年が経過した6月、徳島県が発表した調査結果ではコロナ禍のなかでもまずまずの乗客を集め、6割以上が観光目的で乗車。県が期待した観光素材としての役割もしっかり果たしているようだ。
運行開始当初、今年年明けはコロナ感染再拡大で利用は減少したものの、3、4月は月間3500人程度まで回復。ゴールデンウイークも好調で、県は上々の利用状況と判断している。
また、DMVに期待されるのは観光面での貢献。県が4―5月に乗客を対象に実施した調査では、DMVの乗車や撮影が目的で訪れた割合は66・7%で、実に3人に2人が観光目的での利用といえる。
乗客の居住地は関西からが28・2%でトップ。僅差で関東が続く。徳島県内からは19・7%で、四国以外からの合計は75%を占めた。
滞在期間は1泊2日が36%に対し、日帰りは21%。2泊3日以上も一定数おり、宿泊地も徳島県内が57%と、徳島県の観光活性化への貢献の高さもうかがえる結果となった。
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