「あるでないで」キャンペーン 徳島県が秋冬シーズンに展開
県内各地の“旬”アピール
徳島県は10月から、誘客キャンペーン「♯徳島あるでないで観光キャンペーン」を始めた。「あるでないで」とは徳島の方言で「あるじゃないか」の意味。徳島の魅力は「こんなにもある」とばかりに、県内各地の旬のスポットを紹介し、秋冬の旅へ誘う。
キャンペーンは2017年からスタート。宿泊者数の少なさという県観光の課題を打ち破ろうと県をはじめ官民でプロジェクトチームを結成し、キャンペーンは取り組みの一環として行われ、継続実施しながら全国へ魅力をアピールしてきた。
県内を東部、南部、西部に分けて秋冬の旅におすすめのスポットを紹介。温泉や地元ならではの食、話題の地を訪れる旅を提案している。
東部エリアは鳴門の渦潮や阿波の土柱など自然景観や、藍染、阿波人形浄瑠璃といった独特の文化を有する地。上勝町の月ヶ谷温泉月の宿での温泉宿泊、阿波市の郷土料理たらいうどん、徳島市のLEDアート橋などがおすすめの素材。
南部エリアは「四国の右下」と呼ばれる海山川がそろった自然豊かな地。阿佐海岸鉄道に登場した世界初の乗り物・DMVも話題だ。温泉は海陽町の遊遊NASA、食はアワビや伊勢えびなどを豪快に焼いて味わう海賊料理、眺望が美しい阿南市の蒲生田岬をピックアップ。
西部エリアは、にし阿波と呼ばれる山間の“秘境”。日本の原風景を感じられる唯一無二のエリアだ。ホテル祖谷温泉で絶景と癒しの温泉入浴、ごうしいもと岩豆腐、こんにゃくを串に刺して焼いた「でこまわし」を味わい、美馬市の歴史的文化遺産「うだつの町並み」を訪ねる旅がおすすめ。
また、今回は秋の味覚狩りも旬の体験。みかん狩りやいちご狩りで季節を味わおう。
プロジェクトではインスタグラムやフェイスブックを通しての情報発信も。県内の旬の話題を投稿している。
今回のキャンペーンは23年3月末まで。
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