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明智光秀の足跡を訪ねて 岐阜県内7市1町に歴史資産点在

城跡や寺社、産湯の井戸 光秀がここに生きた証

本能寺の変で織田信長を討ったことで知られる明智光秀。軍事、政治に才を発揮し、家臣や領民にも慕われた優れた武将だが、その前半生はベールに包まれている。

出生は1528年、美濃国(岐阜県南部)の明智荘(可児市北東部と御嵩町西部)とされる。可児市の明智城跡は、斎藤道三・義龍親子の争いに巻き込まれ落城するまで、光秀が30歳まで過ごした。天龍寺には、明智氏歴代の墓所があり、本堂には184センチもある光秀の位牌が納められている。毎年6月には「光秀供養祭」が行われる。

同じく可児市の美濃金山城跡は、信長に長く仕えた森蘭丸が城主だった。国指定史跡、続日本100名城に選ばれている県内屈指の山城だ。

明智荘があった御嵩町は、光秀の重臣で戦国史最強の武将の一人とされる可児吉長(通称・可児才蔵)が生まれた地。願興寺は、才蔵が幼少期を過ごした寺。

恵那市の落合砦は、明知遠山氏の居城・明知城の出城として築かれ、この砦で光秀が生まれたという説もある。砦跡には、光秀の産湯として使ったとされる井戸が今も残っている。恵那市内には、光秀の供養塔があり毎年5月3日に「明智光秀追善供養」が行われる龍護寺、光秀の母・於牧(おまき)の方墓所、光秀が学問に精進したと伝わる天神神社がある。

光秀出生の言い伝えは大垣市にも残る。多羅城はその一つで、今は国史跡西高木家陣屋跡(上石津郷土資料館)が建つ。市内には関ヶ原合戦で、島津家を守った島津豊久の碑も建つ。

瑞浪市は、明智氏の祖である土岐氏発祥の地。斎藤道三の下克上により没落するまで、土岐氏は11代にわたって美濃国守護として権勢を誇った。土岐氏の居館跡、一日市場八幡神社には光秀像が祀られている。

山県市には光秀の墓といわれる桔梗塚がある。この地には、豊臣秀吉と雌雄を決した山崎の合戦から光秀が落ち延びたという伝説も。土岐氏ゆかりの地も点在する。

岐阜市は、光秀が仕えた斎藤道三の居城だった稲葉山城があった。稲葉山城は織田信長に攻略され、その後は岐阜城と名を変えた。光秀が信長に仕えるきっかけになった足利義昭(後の室町幕府15代将軍)と信長が会談した立政寺、斎藤道三らの菩提寺、常在寺も岐阜市内で立ち寄りたい戦国スポット。

岐阜城

明智光秀が仕えた斎藤道三と
織田信長が拠点とした岐阜城

土岐市は、光秀の妻・熙子(ひろこ)の出身地。妻木城跡は熙子の生家・妻木氏の居城で、市内には妻木氏と熙子ゆかりの地が点在する。光秀は妾を持たず生涯熙子を愛し、熙子も内助の功で光秀を支えた。

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