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“歩き観光”こそ小樽の醍醐味(3) 歴史的建造物めぐり

歩き旅アプリ待望論 旅をより進化

歴史的建造物めぐりも小樽歩き観光では外せない。北のウォール街と呼ばれるエリアは建築家の辰野金吾が設計した日本銀行旧小樽支店金融資料館をはじめ、ワインショップ小樽バインとして営業している旧北海道銀行本店など石造りの重厚な建物が集積している。

JR小樽駅も、1934年に建設された道内最古の鉄骨鉄筋コンクリートの駅舎。新千歳空港を結ぶ快速エアポートが発着するプラットフォームもレトロ感満載。小樽市役所本庁舎も1933年に建てられた歴史を感じさせる建物で、市内の文化財級建物は枚挙にいとまがない。

日本銀行旧小樽支店

北のウォール街のシンボル的存在の日本銀行旧小樽支店。
金融資料館として内部見学可

これらの建物には案内板が設けてあるのだが、観光客目線で言うとデジタル案内、DX化が待たれるところだ。スマホ一つで、建物や観光スポットに行くと案内が始まりARやVRが稼働すると、小樽の歩き観光はより充実するはずだ。歩き旅アプリ「膝栗毛―HIZAKURIGE」は、まさにそれを実現ツール。すでに東海道の宿場町歩きなどで導入されており、地元の人とコミュニケーションする機会を生む機能や、自身の歩き旅の記録を投稿できるなど双方性を有する。リアルとバーチャルを融合し、歩き観光をより深化させる。

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