美酒美食ツーリズムあり 小樽・後志エリア
本物志向の酒造り集積
小樽市と周辺の後志地域は今、地酒、地ビール、地ワインなどの生産地として改めて注目を集めている。この地ならではの小樽・後志ツーリズムが萌芽しつつある。
「宝川」で知られる小樽市の田中酒蔵。団体受け入れも可能な亀甲蔵は、1年中酒造りを行っており常時、ガラス越しに酒蔵見学が可能だ。見学後は、現地でしか味わえない限定酒の試飲も。
北海道ワインのおたるワインギャラリーは、小樽市街を見渡せる高台に立地。工場見学プレミアムツアーは、ガイドによる説明でワイン製造工程を見学できる。日本ワインコンクールの金賞をはじめ数多く受賞している上級ワインのテイスティングも付く。料金は1人1500円。
運河沿いの小樽倉庫ナンバー1は、店内で醸造している地ビール・小樽ビールが楽しめる。
小樽の近隣では、全国区の知名度を誇るニッカウヰスキー余市蒸留所はもちろん、仁木町のワイナリー、北海道積丹町の積丹スピリットが手掛けるクラフトジンなど多種多様なアルコール飲料が製造されている。
そのうちニセコ町のルピシアは、紅茶の製造販売メーカーとして知られているが、羊蹄山の伏流水から地ビールも製造している。ろ過せず、ビール本来の旨味が人気を集めているという。八海醸造のニセコ蒸留所も世界に通じるウィスキーづくりに取り組んでいる。
そして、うまい酒があるところには必ず美味い食があるのは必然で、小樽市内や後志の各町村にはレストラン、オーベルジュなど酒と食を前面に出した名店がそろう。小樽を拠点に後志エリアの美酒美食を楽しみながら滞在する旅は要注目だ。
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