光秀を愛したまち 岐阜県恵那市/光秀戦国紀行
戦国時代の真っただ中で、英傑の一人して確たる存在感を示した明智光秀。岐阜県恵那市や京都府福知山市にも「麒麟がくる」の大河ドラマ館が設けられ、晩年を過ごした大津市をはじめ滋賀県ではキャンペーンが展開されている。光秀を入口とした戦国紀行は多くの地域が舞台になる。
明智の名を冠する地 大河ドラマ館開設
岐阜県恵那市明智町にも「麒麟がくる ぎふ恵那 大河ドラマ館」が1月11日から設けられる。日本大正村の大正ロマン館に特設されるもので、2020年で48回目を迎える「光秀まつり」が毎年5月3日に町内で開催されることなどから「愛される明智光秀公」をコンセプトにドラマの世界観、光秀の魅力に迫る展示が行われる。
明智町にはゆかりの地も多く点在する。光秀は1526年3月10日にこの地で生まれたと伝わり、落合砦(土岐明智城・多羅砦)には「光秀公産湯の井戸」が残る。
光秀の母「於牧(おまき)の方墓所」もある。光秀が仲介していた和睦が織田信長に破られ、波多野側に人質として預けていた母は惨殺されてしまった。その悲運をしのび、地元の里人が建立したと伝わる。石塔は8代将軍の徳川吉宗の時代、1743年に建立された。於牧の方にちなんで樹齢400年を超える高野槙が神木として今もなお崇拝されており、毎年11月末には供養祭が行われている。
そのほかにも、京都嵯峨天竜寺の雲水・勝恵という学僧を招き若かりし光秀が学問に精進したと言われる「天神神社」、光秀の供養塔がある明智遠山家の菩提寺「龍護寺」なども。5月3日の光秀まつりでは、供養塔内の石碑が公開される。
なお、恵那の大河ドラマ館の入館料は当日400円。
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