辰年は「とっとリュウ県」 鳥取県、龍スポットをクローズアップ
ドラゴンの形に見えません? 開運求めて旅を
2024年を昇龍の開運の年として、県内に点在する龍にちなんだスポットをアピールする鳥取県。SNSを用いた周遊キャンペーンは3月末で区切りを迎えたが、辰年には鳥取県に来訪してほしいと呼びかけている。
県中西部に位置する琴浦町の神崎神社には日本一長いとも伝わる全長16メートルの龍の彫刻が本殿向拝の天井に彫られている。龍が持つ宝珠の下で家内安全や縁結びなどを願うと叶うといわれ、パワースポットとしても知られている。
同町には、龍渓図という龍の天井絵のある清元院もあり開運琴浦昇龍巡りを展開。プロ野球の中日ドラゴンズファンには聖地として崇められているとか。
県東部の山陰海岸ジオパーク。岩美町の羽尾岬の先端に、山陰最大級の海食・龍神洞がある。高さ10メートル、幅8メートル、奥行き150メートルの巨大な洞窟で、洞窟の深部に入ると海水が神秘的な緑色を帯びている。昭和初期に当地を訪れた島崎藤村も驚嘆したと伝わり、カヤックやSUPのほか山陰海岸松島遊覧船が5―6月に辰年限定の遊覧船ツアーを予定している。
西部の米子市・阿陀萱(あだかや)神社には江戸時代後期に活躍した南画家、古曳盤谷の傑作とされる古曳盤谷筆龍之図天井画が拝殿中央に描かれている。宝珠に鮮やかな朱色が入り、墨画の龍が生き生きと表現されているのが特徴的だ。
同じく県西部の日吉津村の蚊屋島神社には、国の登録有形文化財に登録されている拝殿と向拝の上部には三体の龍が彫られている。
県中部の湯梨浜町の東郷湖で毎年開催される東郷湖ドラゴンカヌー大会は、古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟ドラゴンカヌーの大会。船首が龍頭で、レースは見る者を熱くする。
このほか、県東部の八頭町にある昇龍軒は、店主が熱々の油から素手で唐揚げを取り出すインパクト大の調理法で、串刺しした唐揚げはまるで昇り龍だと話題に。
鳥取県東部・三朝温泉 旅のおすすめサイト
- 鳥取城跡ライトアップ 今春から夜の賑わい創出(24/04/16)
- ヴェルサイユ宮殿も出現 砂の美術館第15期は「フランス編」/鳥取砂丘(24/04/16)
- 龍神洞の開運めぐり 山陰松島遊覧船、辰年ならでは限定運航/浦富海岸(24/04/16)
- 鳥取砂丘・新たな楽しみ方を提案(1) ランドマーク登場・タカハマカフェ(24/04/16)
- 鳥取砂丘・新たな楽しみ方を提案(2) サンドボードやヨガ(24/04/16)
- 智頭町の「暮らし屋」 アウトドアスパイスほりにし、鳥取県で唯一の取り扱い(24/04/16)
- ラジウム泉を生かし「現代湯治」 鳥取県・三朝温泉(24/04/16)
- 三朝温泉水でコスメ商品化 女性を中心に“美肌湯治”(24/04/16)
- 認定第1号の日本遺産ガイドツアー 国宝三徳山、三朝温泉を案内(24/04/16)
- 湯上がりスイーツ 三朝温泉の新たな定番(24/04/16)
- 満天の星を独り占め 解説付きの“星取県”in三朝温泉(24/04/16)
- 長さ80メートルの大綱引き 三朝温泉の花湯まつり(24/04/16)
- 悪疫退散を花火で祈願 三朝、夏の15日間(24/04/16)
- 和紙灯りで幻想的な夜 三朝温泉で春秋に開催(24/04/16)