“最下位脱出大作戦”を展開 徳島県が宿泊客増へ本腰
18/10/19
知事自ら市場開拓 単独商談会やウェブ発信
徳島県観光の課題、それは宿泊者数の少なさ。県内の年間延べ宿泊者数が2010年代で14年以外すべて全国最下位と苦しんでいる。県はこの要因のひとつに「PRの弱さ」があると考え、現況打破に向け、アピール活動を強化。本腰を入れた“最下位脱出大作戦”が奏功するか―。
県は5月に東京で、旅行会社を招いての「オール徳島」観光説明会と商談会を開催した。東京での商談会は、四国ツーリズム創造機構など各団体が開いているが、徳島県単独では初開催。これまでアピールが弱かった首都圏市場の旅行会社との関係を構築し、宿泊需要の拡大につなげようというものだ。
当日は飯泉嘉門・徳島県知事が地方創生の観点から観光施策や観光トピックスを紹介。LEDを中心に据えたデジタルアートミュージアム構想や4K徳島国際映画祭の開催、阿波文化の4大モチーフとして阿波藍、阿波人形浄瑠璃、阿波踊り、阿波音楽イベントにも注目してほしいと要請した。懇親会では「阿波踊り」が盛り上げた。
県ではそのほか、宿泊者数の増加に向け、ウェブサイトやSNSを使った「徳島あるでないで」キャンペーンを来年3月末まで実施中。リアル、ネット問わず大手旅行会社各社のウェブサイトに、徳島県特集ページを設置し、体験や食を組み込んだ宿泊プランを販売している。あわせて徳島県の魅力をSNSに投稿してもらう企画も実施。旅行会社、旅行者に宿泊を促している。
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