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滞在拠点として整備進む 渡鹿野旅館組合が「ビン玉あかりの散歩道」

魅力的な観光地づくり

渡鹿野旅館組合(木村圭仁朗理事長=福寿荘)は、三重県が実施する「魅力的な観光地づくり」事業に採択され、拠点滞在型観光の整備に取り組んでいる。

同事業は、県内の観光産業のコロナ禍からの再生・発展に向け、新たな旅行者の誘客や、長期滞在や周遊性の向上を促進させ、「拠点滞在型観光」を推進することが目的。これに対応する事業について補助金を交付するというもの。

同組合では、不法投棄された漁具「ビン玉」に着目。かつては浮きとして利用されていたが、プラスチック製など安価で管理しやすい浮きに取って代わった。そこで、地域で手作りした「ビン玉あかりの散歩道」の整備に着手。夜間の観光アトラクションをつくり滞在の魅力につなげる。

また、景観維持と暴風対策を兼ねてヤシの木を植栽するほか、渡鹿野島が認定されている「恋人の聖地」スポットにモニュメントを建立することなども行い、島内観光の魅力づくりに補助金を活用し島を挙げて取り組みを進めている。

ビン玉あかりの散歩道

ビン玉あかりの散歩道、ヤシの木の植栽
が計画されている空き地

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