ふるさと納税でファンづくり 鳥羽市の返礼品は宿泊観光周遊券
22/09/15
旅でおもてなし
伊勢志摩観光の宿泊拠点、鳥羽市では「ふるさと納税」を活用して旅を楽しむという一手がある。納税への返礼品に真珠やカキなど特産品のほか、旅行に使えるクーポン「宿泊観光周遊券」を設定。鳥羽を支援すれば「旅」でお返しするという観光地の心意気でファンの拡大につなげている。
同市では、全国のふるさと納税を扱うポータルサイト「ふるさとチョイス」や「さとふる」などに参加。制度活用による同市への納税金額は初年度の2008年度の185万円から、20年には5億7500万円まで成長するなど“鳥羽ファン”の増加は明らかだ。納められた税金は、教育の充実や地域資源の活用、福祉、新型コロナウイルス感染症への支援など鳥羽の活性化のために使われており、納税という形の支援がまちづくりに直結する好例となっている。
鳥羽の「宿泊観光周遊券」は、市内の宿泊施設や観光施設、飲食など約140施設、旅のさまざまなシーンで利用可能。寄付額の3割分を1千円券、5千円券、1万円券の券種を混ぜて贈答。例えば6万円の寄付なら1万8千円分が返礼される。
通常の有効期限は発行日から1年間だが、現在は新型コロナ対策として発行日から2年間に延長している。
また、市内参画各店で使える電子感謝券も設定。これも旅の幅に広がりをもたせてくれるアイテムになる。
そのほかの返礼品はカキやアワビといった海産物、真珠アクセサリーなど鳥羽ならではの魅力が詰まった品々が並んでいる。
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